【絵日記】TAKARAZUKAに行ってきました
こんにちは、こんばんは。やまどりです。お手々を摩りながらブログを書いております。
先日宝塚大劇場にて、「ミュージカル・ゴシック ポーの一族」を観劇して参りました。
原作を読んだのがかなり昔(10年以上前・・・?ーー;)なので、かなーりうろ覚えだったのですが、メチャクチャ楽しめたので感想をば。
最初に言っておきます。
TAKARAZUKAはいいぞ。
「ポーの一族」とは
「少女漫画の神様」萩尾望都(はぎお もと)先生原作の漫画を舞台化したものとなります。
大体のストーリーはエドガーが一族となり、アランが一族に加わるまでのお話。
メリーベルがエヴァンズ家に行った時のお話もありますが、それはほんのちょっと触れる程度。
永遠に年を取らず生き永らえていくバンパネラ“ポーの一族”。その一族に加わったエドガーが、アランやメリーベルを仲間に加え、哀しみをたたえつつ時空を超えて旅を続けるゴシック・ロマン。同作品をミュージカル化したいと夢見て宝塚歌劇団に入団した小池修一郎が、1985年に「いつか劇化させて欲しい」と申し出て以来30年余り、萩尾望都があらゆる上演希望を断り続けた幻の舞台が遂に実現する。
TAKARAZUKA公式サイト引用
てな感じで、宝塚で舞台化するまでは、萩尾先生が他劇団による舞台を断り続けていた模様です。
もはや少女漫画の原点として聖典扱いされているこの作品。熱狂的なファンが多い為に。タカラジェンヌさんたちもプレッシャーを感じまくっているそうです(゚Д゚; )
主人公のエドガー・ポーツネル。
元は人間だった彼ですが、14歳の時に訳あって吸血鬼となります。
誰にも受け入れられず、人間に戻ることを願っても、その望みは叶えられず。
自らを「血を吸う化け物」と否定し、生きる支えはただ妹のメリーベルのみ。
14歳の見た目とは裏腹に言動はシニカルで、彼と出会った者の心に哀惜を残していく。
前半の人間だった頃のエドガーと、吸血鬼となった後半の演技の差が面白かったです。
得意に最後の場面、アランを伴ってギムナジウムに現れたエドガーは、自らの宿命を受け入れたかのような、まさに幽鬼と呼ぶに相応しい静けさを漂わせていました。
途中エドガーの道連れとなるアラン=トワイライトもまた、人間社会にありながら孤独を抱えています。
アランは町の権力者の息子。ギムナジウムの学友も、周囲の大人も婚約者ですらも、彼がいずれ手に入れる権力のことばかり目に入り、誰も彼のことを本当に気に掛ける人はいません。信じていた母にさえ裏切られ、行き場を失った彼はエドガーと共に旅にでる決意をします。
このアランを演じていたのは花組二番手、柚香 光さん。原作のビジュアルだとエドガーより可愛い外見のアランですが、柚香さんが演じるととてもワイルドでした。
絶望し、階段で慟哭する姿が印象的だったなぁ。
結論:カッコイイだけやないで!!TAKARAZUKA!
やまどりは今回で三度目の観劇だったのですが、宝塚は何度見ても面白いです。
衣装の勉強にもなるし、こっちを驚かせようとする手練手管がいっぱい使われていて飽きません。
今回の「ポーの一族」の一族は原作に思い入れがあるので見に行きましたが、宝塚オリジナル台本の劇もオススメです。
最近は別作品とのタイアップも多いから、そこから観てみるのもいいと思います。
(前回は旦那さんとルパン三世を観に行ったけど、旦那さんはめちゃくちゃ楽しんでいました(*^-^*)
とても勉強になった一日でした。
ではでは( ^o^)ノ